水曜日が消えた

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多様な人格を持つ主人公

先日、映画『水曜日が消えた』を観てきました。

主演は今をトキメク中村倫也

最近、ドラマ、CMで良く目にするこの俳優の映画に込められたメッセージとこのコロナ禍において公開することが出来たことへの想いが冒頭で流れ本編がスタートしました。

ある事故をキッカケに1人の人間に7人の人格が宿る、しかも曜日ごとに…

というような非現実的な設定のもとストーリーは進んでいきます。

2人、もしくは3人程度の多重人格のような性格の人はまれにお見かけしますが7人もの人格が同時に宿るというのは全く想定外の設定だったので尚更非現実感を強く感じました。

しかも主人公はその現実としっかり向き合えているような序盤でした。

各曜日ごとにそれぞれの生活があり、情報を共有しながら均衡を保って生活している中である日、突然『水曜日』の人格が現れなくなります。

もちろんその前日、『火曜日』が水曜日を初めて経験するのですがそこから物語は急展開を迎えます。

人格とは

あまりお話するとネタバレになってしまうのでここでこの映画を観た感想を。

まずは仮に自分の中に7人もの人格がいたらと想像してみました。

物語の中では最終的にそれぞれの曜日がそれぞれの日常を取り戻し7人の人格と向き合いながら生きていく様子が描かれています。

きっと、結婚とかは難しいだろうなぁ…

あと子どもも難しいよなぁ…

そんなことをふと考えました。

1週間に1日しか会えない人格と一生一緒にいてくれることに抵抗がない方か、7人全員の人格を同時に愛せる仏様のような方じゃないと難しいかもなぁと思いました。

と同時に私は妻の全てを受け入れたいと思っていたものがどこまでなら許せるのかなとも思いました。

1人に一つの人格が当たり前のような感覚でしたが世の中にはもちろん多重人格の方、状況や体調によって人格が変わってしまうような方も少数派ですがいらっしゃいます。

見た目はその人だけど人格が違うならその人ではないのかなとかいろいろ考えさせられました。

人格はその人のいろいろな背景によって形作られるものです。

人格とは個人の心理面での特性であるという側面もあります。

まさに『心』と『体』

今現在、心と体のバランスが取れている状態ですら当たり前ではなく私という人格を宿してくれている体とそもそもの私の心が仲良くしてくれていることも実はありがたいことなのかもしれません。

まとめ

これも仮にですが自分の体の中に別の人格がいるということに直面したら少し怖い感じがしますよね?

しかし、心というものはいつどのように変化するのか想像がつきません。

それが人格として現れてしまうのか自分でコントロール出来るレベルのものなのか。

多種多様な価値観が求められる現在、周りの変化だけでなく、自らの変化についてもしっかり受け入れられる準備をしておかなかければなならないのかもしれませんね。

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